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相続・生前対策No.1

相続で大切なのは、税金のことだけではありません

木のテーブルに置かれた手紙と家族のアルバムのイメージ

「うちには相続税がかかるほど財産がないから、相続対策は必要ない」。そう思っている方は、少なくありません。

けれど、相続で大切なのは、税金のことだけではありません。家族を悩ませるのは、「なぜ、この分け方にしたのか」「この財産に、どんな想いがあったのか」が分からないことでもあります。

亡くなってからでは、想いを聞けない

相続が始まると、家族は財産を整理します。預金はいくらあるのか。自宅は誰が受け継ぐのか。きょうだいで、どう分けるのか。

数字は調べられます。
でも、亡くなった人の想いは、もう聞くことができません。

「この家を、どうしてほしかったのか」「誰に、何を託したかったのか」「なぜ、この人に多く残したのか」。

もっと早く聞いておけばよかった。もっと早く話しておけばよかった。その後悔を、あとから取り戻すことはできません。

どのような想いで築いた財産なのか。誰に、どのように受け継いでもらえたらうれしいのか。数字やお金では測れないことこそ、元気なうちに言葉にしておくことが大切です。

法律上の公平が、家族の公平とは限らない

たとえば、相続人が子ども2人だけの場合、法定相続分は原則として2分の1ずつです。ただし、必ずその割合で分けなければならないわけではありません。

自宅を2人で共有することはできますが、それだけで「誰が住むか」「維持費をどう負担するか」が決まるわけではありません。

親と同居して介護を続けた人。生前に多くの援助を受けた人。離れていても、別の形で家族を支えた人。

家族には、それぞれの事情があります。同じ金額に分けることが、必ずしも全員の納得につながるとは限りません。

だからこそ、分け方だけでなく、その理由まで伝えておくことが大切です。想いを話し合うことと、遺言などで法的に備えること。その両方を、家族の状況に合わせて考えていきます。

生命保険は、誰に残すお金かを明確にする方法の一つ

相続対策で生命保険というと、「節税」を思い浮かべるかもしれません。しかし、保険を使う目的は、それだけではありません。

受取人を指定した死亡保険金は、民法上、原則として受取人固有の財産となり、遺産分割の対象にはなりません。通常は遺産分割協議を待たずに請求できるため、「妻の当面の生活費として残したい」など、誰のためのお金なのかを明確にする選択肢になります。

ただし、保険に入ればすべて解決するわけではありません。誰が保険料を負担し、誰が亡くなり、誰が受け取るかによって、税金の扱いは異なります。

また、保険金が極端に偏れば、家族間の不満や法的な問題につながる場合もあります。

大切なのは、家族全体の状況を見ながら、「なぜ、その人に残すのか」という想いまで伝えることです。

相続対策は、商品を買うことではない

「保険に入る」「不動産を買う」「生前贈与をする」「遺言書を作る」。相続対策というと、こうした方法から考えがちです。

けれど、最初に考えたいのは、「誰に、何を残したいのか」「なぜ、その人に残したいのか」「家族に、どんな関係でいてほしいのか」ということです。

その答えがあって、初めて必要な方法が見えてきます。

財産の種類が増えるほど、全体を整理することが大切に

預貯金、不動産、自社株、保険、国内外の金融資産。財産の種類が増えるほど、「誰に、何を、いくら残すのか」を整理するのは難しくなります。事業を営んでいれば、会社の未来も一緒に考える必要があります。

節税を優先した結果、使える現金が足りなくなる。税金は減ったけれど、分けにくい財産が残る。それでは、家族が困ってしまうこともあります。

税金だけでなく、残された家族の暮らしや、受け継いだ後の管理まで含めて考えることが大切です。

何から始めるか迷ったら、FPを窓口に

相続税の申告には税理士。相続争いには弁護士。不動産の登記には司法書士。それぞれの場面で、専門家の力が必要です。

ただ、最初から「誰に、何を相談すればよいか」が分かる方は多くありません。そんなときは、まずFPにご相談ください。

家族の希望と財産を整理し、気になる点や課題を明確にする。そのうえで、担当FPが窓口となり、税理士や弁護士など、必要な専門家へお繋ぎします。

FPだけで税務や法律上の問題を解決することはできません。しかし、全体像を整理しておくことで、専門家に相談したいことが明確になります。

「争続」ではなく「想続」へ

相続対策は、亡くなった後のためだけに行うものではありません。元気なうちに、自分の財産と、家族への想いを整理することです。

何を残すのか。誰に残すのか。なぜ、その人に残したいのか。どんな関係を残したいのか。

争う「争続」ではなく、
想いを伝える「想続」にしよう。

あなたの財産に込められた想いを、大切な人へつなぐ。そのための一歩を、一緒に考えていきます。

CONSULTATION

家族への想いから、
相続の準備を始めませんか。

何から始めればよいか分からない方も、まずはお気軽にご相談ください。

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