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物価・資産形成No.7

物価高で苦しくなる人、資産が増える人

食品も、電気代も、旅行代も上がっている。給料が少し上がっても、生活が楽になった感じがしない。そう感じている人は多いと思います。

実際、総務省の統計では、2025年平均の全国消費者物価指数(総合)は、前年より3.2%上昇しました。

しかし、物価高で全員が同じように苦しくなるわけではありません。その一方で、インフレによって資産が増えている人もいます。

お金を払う側と、資産を持つ側

物価が上がれば、生活費は増えます。現金や預金だけを持っている人は、支出が増えても、受け取る利息が物価上昇に追いつかないことがあります。

では、不動産を持っている人はどうでしょう。物件価格や家賃が上がれば、資産や収入が増えることがあります。

株式を持っている人も、企業が値上げによって利益を伸ばせば、株価や配当が上がる可能性があります。海外資産を持っている人は、円安によって円換算の資産額が増えることもあります。

同じ物価高でも、見えている景色が違うのです。

持っていれば、必ず儲かるわけではない

もちろん、不動産や株式を持てば必ず儲かる、という話ではありません。

金利が上がれば、不動産価格が下がることもあります。企業の仕入れコストが増え、利益が減ることもあります。円高になれば、海外資産の円換算額は下がります。

資産を持つことには、値下がりするリスクがあります。ただ、現金だけを持つことにも、物価に負けるリスクがあります。

何もしないことが、必ずしも安全とは限りません。何もしないという選択にも、向き合うべきリスクがあるのです。

労働所得だけに頼らない

働いて収入を得ることは、生活の土台です。しかし、自分が働ける時間と体力には限界があります。

給料だけに頼り、その伸びが物価上昇に追いつかなければ、今までと同じ働き方では生活を守りにくくなることがあります。

一方、資産から収入を得る仕組みがあれば、自分が働いていない時間にも、利息や配当、家賃などを得られる可能性があります。

最初から大きな資産を持つ必要はありません。少額でも、無理のない範囲で資産を持つ側へ移っていくことが重要です。

物価高を嘆くだけで終わらない

生活費まで投資に回す必要はありません。まずは、急な出費に備える預金を確保する。そのうえで、すぐに使わないお金を、長期・分散で運用していく。

大切なのは、物価高で儲けることではありません。物価が上がるたびに、苦しくなるだけの家計から抜け出すことです。

私たちはこれからも、物価を支払う側で生きていきます。だからこそ、ほんの少しでも、資産を持つ側に回ることを考えておきたいのです。

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